湯ノ崎(ゆのさき)
豊浦町のイコリ岬を過ぎると噴火湾には森町の湯ノ崎まで岬がありません。この間に長万部町、八雲町と通過しますが、国道37号は長万部で国道5号と交差し終点となり、札幌から小樽経由で来た国道5号に入り函館に向かいます。
噴火湾(内浦湾)を通る国道5号は函館本線と平行に走っており、鉄道を右に見たり左に見たりで湾を回ります。
八雲町のJR落部駅を過ぎると森町に入り、すぐにJR石倉駅⇒JR石屋駅となり「湯ノ崎トンネル」を通過したところに「鷲の木」の小さな看板があります。
公園になっており、ここが湯ノ崎になります。
1868(明治元)年10月20日、この湾に榎本武揚が率いる開陽丸など8隻の艦隊が入り上陸した地点です。鷲ノ木村は榎本軍の後方陣地となったため、小さな公園ですが戦死者の墓などもあります。
箱館戦争は1年に満たない戦闘でしたが、ここから五稜郭に向かい攻防が始まり箱館、木古内、松前、江差、熊石と、渡島半島のほぼ全域にわたって戦争は続きました。湯ノ崎は台場があった場所です。