オトドマリ岬
オトドマリ岬は、烏帽子岬とシリバ岬の中間にあります。
国道229号はワッカケトンネルを抜けると、海沿いから内陸に入って行くので岬に近づく道はありません。
海釣りの好きな人が船を出してもらったときに、岬を眺めることができる程度です。
しかし、オトドマリとはどのような意味があるのでしょう。
専門家のサイトを見ると、現在の地形図には名前が記されていませんが、明治時代の地形図には「ウタンコシ崎」と描かれています(「歌越」という字も当てられていたようです)。ota-un-kes-i で「砂浜・ある・末端・ところ」が近いと思われます。
また、「オトドマリ岬」ですが、ウタンコシ岬の更に西の、岬が二つ並んでいるあたりの地名で「東西蝦夷山川地理取調図」には「ヲートントマリ」という名前で描かれているほか、明治時代の地形図にも「オホントマリ崎」と描かれています。
いずれにしても、地名のようで、それが「ohonto-tomari」(尻・泊地)になったのではないかと思われます。(素人の推測です)