北海道のむかし話
北海道には本州のような形で古くから伝わるむかし話が残されていません。
しかし、文字を持たなかったアイヌ民族は、神話を後世への言い伝えとして語りつないできました。
また、中世に入り渡島半島に上陸した和人たちが、その後住みついた地域で語り継がれてきたむかし話もあります。
そうして、明治に入り新天地を目指し開拓の歴史を築き上げてきた人たちのむかし話もあります。
「むかし話」には、長い時間をかけて生きのびてきた言葉の持つ豊かなリズムがあります。庶民や動物たちが活躍する素朴な「語り」を掘り起こしながら綴ってみたいと思います。
5月には始めたいと考えています。